コロナ前水準には届かず ~アルコールを伴う外食の状況~
はじめに
本稿では、当研究所が県内在住の女性を対象に実施した、アルコールを伴う「外食」状況についての調査結果を報告する。調査では「コロナ前、コロナ禍、5類移行後のそれぞれの期間における月間の外食回数」を尋ねており、「自身が飲酒をしない場合でも、同伴者が飲酒する場合」も1回とカウントしている。
※アンケート調査は2023年5月18日(木)~20日(土)に、20代~60歳以上の計520名(各年代104名)を対象に実施した。
目次
はじめに
- 調査結果
(1)頻度の状況
(2)世代別の状況
おわりに
レポート一部
1.調査結果
- 外食の回数は、コロナ前の約₇割の水準。
- コロナ前と5類移行後を比べると、20代と50代は回復のペースが早い。
(1) 頻度の状況
5類移行後(以下、移行後)は、月に1回以上外食をしている割合は32.9%となっている(図表1)。コロナ禍の26.2%を6.7ポイント(以下、p)上回っているものの、コロナ前の48.9%と比べると▲16.0pと、 約7割の水準となった。
また、コロナ前は「月に複数回(23.7%)」と「月に1回(25.2%)」がほぼ同程度であったが、移行後は「月に複数回(12.3%)」が「月に1回(20.6%)」を8.3p下回っており、頻度が減少している。