台湾の生活・文化
はじめに
シリーズ2回目として、台湾の生活・文化面について紹介しています。
目次
- 民族・言語
- 食・文化・流行
レポート一部
漢民族が圧倒的多数(人口の95%以上)であり、日本統治時(1895年~1945年)から住んでいる本省人と、1949年前後に移住してきた外省人に分類され、本省人も言語や習俗の違いにより閩南人、客家人などに分かれる。また、近年では中国大陸部や東南アジアから婚姻などによる移住者として「新住民」が増加傾向にある(図表1)。
北京語に近い「台湾華語」が公用語であり、方言として台湾語・閩南語を話す人も多い。多世代で暮らす家庭では日常的に複数の言語を使うこともあり、日本統治時の教育を受けた本省人の高齢者とその家族などは日本語を話せる人も珍しくない。また、漢字は、中国大陸で使用される「簡体字」と異なり、「繁体字」が使用されている(図表2)。
このような民族の多様性があるものの、民族間の婚姻や台湾華語の普及などで差異は曖昧になりつつある