賞与支給額の増加傾向は継続も、半数で「変化なし」~夏季賞与支給状況調査~

はじめに

 「第131回熊本県内企業業況判断調査」の特別テーマとして、県内主要企業を対象に2024年度の夏季賞与の支給状況について調査を行った。

目次

  1. 夏季賞与の支給
  2. 夏季賞与支給額の増減

レポート一部

1.夏季賞与の支給

 2024年度の夏季賞与の支給について、「支給する(予定を含む)」が91.5%(前年比+2.8p)に上る(図表1)。
業種別では、「支給する」の割合が、製造業で90.9%、非製造業で91.7%と大きな違いは見られない。
 従業員規模別では、「支給する」の割合が30人未満で88.0%、30人以上300人未満で92.4%、300人以上で100.0%と、従業員規模が大きくなるにつれて支給の割合が高くなっている。ただ、「支給する」の割合は、30人未満の企業においても₈割を超えており、多くの企業で夏季賞与を支給している。
 自由回答では、人材確保に向け夏季賞与を支給するも、原資確保の面から
業績とのバランスに苦悩する様子がうかがえる。

調査概要

対象企業:県内主要企業 574社
調査期間:2024年5月1日~5月17日
回答企業:216社

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